猫の歩き方に違和感がある時の原因とは?

まずは、猫の歩き方に違和感がある時の原因をご説明します。 ほかにもさまざまな原因がありますが、多くの原因はこれらが考えられるでしょう。
怪我
猫の歩き方がおかしい原因としては、怪我が挙げられます。 怪我といってもさまざまなものがありますが、主に骨折や脱臼、捻挫でしょう。 特に高い場所が好きな猫は、高い場所から下りた時に着地に失敗してしまい、怪我をすることもあります。 また、日常生活で考えられる怪我としては、飼い主が閉めたドアに挟まってしまったり、猫同士で喧嘩をしたりした時があるでしょう。 ちなみに、外飼いをしている猫の場合は、交通事故や地面に落ちている異物を踏んで怪我をしてしまうこともありそうです。
病気
猫の歩き方がおかしい原因のもうひとつは、病気です。 病気の詳しい説明は後述しますが、熱中症や貧血などで足元がふらつく場合や、中耳炎や脳腫瘍などにより猫が平衡感覚を失っている可能性もあります。 猫は平衡感覚がしっかりとしている動物なので、ふらふらと歩いているのは何らかの原因があるはずです。 また、歩くこと自体が困難であったり嫌がったりする場合は、緊急性を要するような病気であることも考えられます。 ちなみに、年齢を重ねたシニア猫は歩くことが億劫になっていることもあることから、シニア猫が歩きたがらないからといっても、一概に病気だということはいえません。
猫の歩き方に違和感がある時に考えられる病気

猫の歩き方に違和感がある時は、病気が原因である可能性もあります。 次に、猫の歩き方がおかしい時に考えられる病気を見てみましょう。
中耳炎
中耳炎は、猫の耳の奥にある中耳や内耳に炎症が起こる病気です。 中耳炎により平衡感覚を司る部分に炎症が起こると、猫がふらついて歩くことがあります。 ちなみに、中耳炎により平衡感覚を司る部分に異常が現れた際は、猫の意思に関係なく眼球が動いたり顔面麻痺を起こしたりします。 症状としては耳の奥の部分に炎症が起こることから、耳の中に痛みを伴うことが多く、頭を振るような行動がみられるようになるでしょう。 猫の中耳炎の治療は非常にシンプルで、耳の中を洗浄したり投薬をしたりして完治を目指します。
白内障
白内障とは、猫の眼球内の水晶体が白濁する病気です。 水晶体が白濁することにより視力が低下して、猫は歩くことを怖がるようになります。 猫によっては視力が低下しても嗅覚や聴覚である程度の位置は特定できるでしょうが、視力が低くなっていることから部屋の模様替えは避けたほうが良いでしょう。 部屋の模様替えをしてしまうと、猫はどこに何があるかわからなくなってしまい、歩くことを嫌がるようになるはずです。
尿毒症
猫はもともと腎臓が強くない動物ですが、腎機能が低下したり尿路閉塞などによる排尿以上を起こしたりすることで、尿毒症を発症することがあります。 尿毒症とは、簡単に説明すると本来であれば尿として排出される老廃物が、うまく排出されずに血中に残ってしまう病気です。 主な症状は貧血で、重症化すると痙攣や昏睡状態になることもあるでしょう。
熱中症
暑い時期は、猫の熱中症にも気を付けなければなりません。 熱中症は、体温が急激に上がることで発症する病気です。 特に汗腺の少ない猫は体内に熱がこもりやすいため、夏場の暑い時期には熱中症のリスクが高くなります。 エアコンのない部屋で長時間過ごしていると体温が上がって熱中症になり、歩く時にもふらつくことがあるでしょう。 また、湿気が高くても熱中症のリスクが高くなるため、暑い時期はエアコンや除湿器をつけっぱなしにすることをおすすめします。
猫の歩き方に違和感がある時の対処方法

最後に、猫の歩き方に違和感がある時の対処方法をご紹介します。 猫の異変に正しく対処してあげることで、早期解決が見込めるでしょう。
猫の歩き方をチェックする
猫の歩き方に違和感を覚えた時は、細かく猫の歩き方をチェックしてみましょう。 可能であれば、スマートフォンなどでビデオ撮影をしておくことをおすすめします。 どのような歩き方の異常があるのか、歩き方がおかしい原因は前足か後ろ足かなど、猫の歩き方の異常の原因を特定します。 また、歩き方がおかしいこと以外に症状が現れているかもチェックしましょう。 これは、動物病院へ連れて行く際に必要になります。
動物病院へ連れて行く
猫の歩き方がおかしい時は、動物病院へ連れて行くことがもっとも良い対処方法です。 獣医師に診てもらうことで、猫の歩き方がおかしい原因を特定できるでしょう。 特に、熱中症や尿毒症など命に関わる病気である可能性も考慮して、猫の歩き方の異変に気が付いたらすぐに対処をする必要があります。
一時的な応急処置をする
もしも動物病院が開いていない時間帯であれば、一時的な応急処置をするのが良いでしょう。 猫の歩き方に異変がみられる時はなるべく歩かせないほうが良いため、タオルや毛布などを重ねて簡易的なベッドを作ってあげます。 猫が痛みで動けないようであれば、患部を触らないように優しくベッドまで連れて行きましょう。 ちなみに、猫が痛みでトイレまで移動できないことも考慮して、ベッドの近くにペットシートを敷く、近くに飲み水やキャットフードを設置することもおすすめです。
猫の歩き方に違和感がある時はすぐに動物病院へ!

猫の歩き方に違和感がある時は、必ず何らかの原因があります。 骨折や病気など、場合によっては命に関わる可能性もあるため、早めに動物病院へ連れて行きましょう。 猫はあまり人間に対して弱みを見せない動物なので、歩き方の異変は猫からのサインでもあります。 いち早く獣医師に診てもらうことで、猫を骨折や病気から救ってあげることに繋がるはずです。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。
