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犬のお尻歩きとは?原因や考えられる病気などを解説

犬のお尻歩きとは?原因や考えられる病気などを解説

犬がお尻を床につけながら歩く姿は、飼い主からすれば可愛らしく見えるかもしれません。 しかし、この犬のお尻歩きには原因があるのです。 この記事では、犬がお尻歩きをする原因や考えられる病気について解説します。
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犬のお尻歩きとは?

まずは、犬のお尻歩きとはどのようなものなのかをご説明します。 併せて、犬がお尻歩きをする原因についても見ていきましょう。

お尻を床にこすりつけながら歩く

犬のお尻歩きとは、犬がお尻を床につけながら肛門を拭くように歩く行為のことをいいます。 飼い主からすれば少しマヌケに見えて可愛らしいかもしれませんが、実はこれはあまり良い行動とはいえません。 もしも頻繁に犬がお尻歩きをしているようであれば、何らかの異常が現れているサインともいえるでしょう。

犬がお尻歩きをする原因は?

犬がお尻歩きをする原因は、お尻に痒みや痛みがあるからでしょう。 また、お尻に違和感を覚える時にも、お尻歩きをすることがあります。 肛門は犬が自分で掻いたりこすったりできない部位なので、床にお尻を擦りつけてお尻を掻いているのでしょう。 お尻の痒みや痛みがある場合は、何らかの病気を疑う必要もあります。 また、肛門腺絞りをした後はお尻に違和感が残るため、何度かお尻歩きをする犬もいます。 犬は基本的に肛門腺絞りをしなくても排泄時に分泌物をいっしょに出しますが、犬によっては自ら肛門腺の分泌物を出せないこともあるでしょう。 肛門腺に分泌物が溜まっている違和感から、お尻歩きをすることもあります。 犬が一度だけお尻歩きをするくらいであれば問題はないでしょうが、頻繁にお尻歩きをする場合は一度動物病院へ連れて行ったほうが良いかもしれません。

犬がお尻歩きをする時の対処方法

先述したように、犬が頻繁にお尻歩きをするようであれば、一度獣医師に診せたほうが安心です。 また、お尻歩き以外の症状がないかもチェックしておきましょう。 犬がお尻を触られることを嫌がったり肛門が赤くなったりしている場合は、早めに動物病院へ連れて行くことをおすすめします。 また、排泄物に血が混じっていることも考慮して、排泄時に健康面のチェックも欠かさずに行いましょう。 やはりお尻歩きは犬からの何らかのサインかもしれないことから、動物病院へ連れて行くことが無難といえます。

犬がお尻歩きをする時に考えられる病気

出典:https://www.shutterstock.com

犬がお尻歩きをする時は、いくつかの病気の可能性があります。 もちろん病気ではないこともありますが、考えられる病気についても知っておきましょう。

肛門嚢炎

犬がお尻歩きをする時に考えられる病気としては、肛門嚢炎(こうもんのうえん)が挙げられます。 肛門嚢炎は、肛門嚢に炎症を起こしている状態のこといい、肛門まわりに痒みや痛みが生じていることから、お尻歩きをしてしまうのでしょう。 犬が肛門嚢炎になると、頻繁にお尻歩きをするようになるほか、お尻を舐めようとしたり、肛門腺絞りを嫌がったりするようになります。

皮膚炎

お尻の近辺の皮膚炎が、犬のお尻歩きの原因であることもあるでしょう。 犬の皮膚炎はさまざまな原因で起こりますが、主にトリミング時の剃刀負けやノミ、細菌などです。 また、アレルギーによって皮膚炎が引き起こされることもあるでしょう。 犬の皮膚炎は、炎症部分のまわりの被毛が抜けることが多いことから、発見はしやすいはずです。

寄生虫感染

犬がお尻歩き以外にも、下痢が多かったり排泄物に白いものが混じっていたりする場合は、寄生虫に感染している可能性があります。 排泄物に混じる白いものは、ノミなどを媒介とする瓜実条虫という寄生虫です。 瓜実条虫に寄生された犬は、排泄時に痛みを伴います。

犬のお尻歩きの対策方法

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犬がお尻歩きをしないようにするためには、どのような対策をすれば良いのでしょうか? 正しい対策をして、犬がお尻歩きをしないようにしましょう。

定期的に肛門腺絞りを行う

犬の肛門腺絞りを定期的に行うことは、お尻歩き対策に繋がります。 犬の肛門腺絞りを行わなかった場合は、犬によっては肛門嚢炎を引き起こしてしまう可能性があるでしょう。 肛門嚢炎は先述したように、肛門まわりに痒みや痛みを生じるため、頻繫にお尻歩きをするようになってしまいます。 定期的に肛門腺絞りをすることで、肛門腺の分泌物が溜まることなく、お尻歩きをする頻度も減るはずです。 もちろん肛門腺絞りのしすぎは良くありませんが、2~3週間に1回は肛門腺絞りをすると良いでしょう。 もしも愛犬の肛門腺絞りに自信がないのであれば、トリミングサロンでも行ってくれます。

犬の健康管理を行う

きちんと犬の健康管理を行うことで、お尻歩きをする頻度は減ります。 いち早くお尻まわりの炎症を見つけたり排泄物に何か混じっているのを見つけたりすることで、すぐに獣医師に診てもらうことができるはずです。 また、定期的に犬の健康診断を行うことも大切でしょう。 定期的に健康診断をしておけば、お尻まわりの異常のほかにも、さまざまな病気や怪我の早期発見に繋がります。

犬が頻繁にお尻歩きをするようであれば注意!

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犬のお尻歩きとは、お尻を床につけて肛門をこすりつけるように歩く様子を指します。 飼い主からすれば少し笑えるような歩き方ですが、さまざまな病気が原因となって行っている可能性もあるでしょう。 単純にお尻が少し痒いだけかもしれませんが、肛門嚢炎や皮膚炎、場合によっては寄生虫に感染していることも考えられます。 そのため、もしも愛犬が頻繁にお尻歩きをしているようであれば、一度動物病院へ連れて行くことをおすすめします。 動物病院に連れて行けば、お尻まわりの炎症や寄生虫も治療してくれるはずです。 また、犬のお尻歩き対策として、定期的な肛門腺絞りや健康診断が挙げられます。 肛門腺絞りを行うことで肛門腺に分泌物が溜まりにくくなるため、お尻しり歩きをする機会も減るでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。