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犬も貧血になる?生活や食事面での注意点を解説

犬も貧血になる?生活や食事面での注意点を解説

犬が突然ふらふらと歩きだしたら、飼い主としては心配してしまいます。 実は、犬のその症状は貧血が原因かもしれません。 この記事では、犬の貧血について解説します。
犬の健康ケア
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犬も貧血になる?

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まずは、犬も貧血になるかどうかをご説明します。 また、犬に貧血の症状が現れた時の対処方法についても見ていきましょう。

犬も貧血になる

犬も人間と同様に、貧血になることがあります。 貧血とは、血液中の赤血球のヘモグロビン濃度が低くなり、身体に酸素が行き届かなくなる状態のことをいいます。 人間も貧血になると視野が狭くなったり、目の前が真っ暗になって倒れる、まっすぐ歩けなくなる、頭痛などの症状が現れますが、犬の貧血にも同じような症状がみられるでしょう。 詳しい症状は後述しますが、ある程度の対策をすることで犬の貧血は対策を講じることができます。

貧血になりやすい犬種がいる?

犬種によっては、貧血になりやすいともいわれています。 貧血になりやすい犬種としては、プードルやマルチーズ、シーズーなどが挙げられます。 また、メス犬のほうがオス犬に比べると貧血を起こしやすいです。

犬に貧血の症状が現れた時の対処方法

もしも犬に貧血のような症状が現れた場合は、一度動物病院へ連れて行くことをおすすめします。 獣医師に診てもらうことで、犬が貧血かどうか判断しやすくなるでしょう。 ちなみに犬の貧血は、薬によって異常な免疫機能を抑える治療を行います。 また、重症化しているようであれば輸血を行う可能性もあるでしょう。 急性の貧血の場合は命にかかわる可能性も高くなるため、早期の対処が大切になります。 動物病院へ連れて行く前には、首や頭を伸ばしてあげたり服や首輪を脱がしてあげたりして、呼吸がしやすいようにしましょう。 大切なのは、犬の貧血にパニックにならずに、落ち着いて行動をすることです。

犬の貧血の症状・原因

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次に、犬の貧血の症状や原因を解説します。 犬にこれらの症状がみられた時には、貧血を疑いましょう。

元気がなくなる・食欲不振

犬が貧血になると、元気がなくなったり食欲不振に陥ったりするような症状がみられます。 犬は基本的に多少の体調不良であれば、元気も食欲もあるはずです。 しかし貧血は全身が酸素不足になることから、動きたくても動けなくなってしまうのでしょう。 いつも活発な犬の元気がない場合は、貧血を疑う必要があるかもしれません。

舌や歯茎が白っぽくなる

犬が貧血になると、舌や歯茎が白っぽくなります。 これは貧血によって血色を失ってしまうためで、日頃から犬の様子を観察している人であれば、すぐに歯茎の色の異変に気が付くでしょう。

犬の貧血の原因はさまざま

犬の貧血の原因は、おそらく一般の飼い主が特定することは難しいでしょう。 はじめに疑われるのが、病気です。 白血病などの脊髄系の病気や、免疫介在性溶血性貧血などの免疫機能に異常が起こる病気が多いでしょう。 特に免疫介在性溶血性貧血が、発症してから1年後までの死亡率がとても高いため、注意が必要です。 また、ネギ類を食べることによる中毒症状としての貧血や、感染症による貧血なども原因として挙げられます。 メス犬特有のものとしては、生理による貧血もあるでしょう。

犬が貧血にならないための生活や食事面の注意点

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犬が貧血にならないためには、日頃の生活に気を付けなければなりません。 最後に、犬が貧血にならないための生活や食事面の注意点をご紹介します。

栄養バランスに優れた食事を与える

犬の貧血の対策方法としては、日頃から栄養バランスに優れた食事を与えるというものが挙げられます。 基本的に犬は肉食動物なので、高たんぱく低脂肪のドッグフードを与える必要があるでしょう。 質の良いたんぱく質のほか、ビタミンやミネラル、脂質などをバランス良く摂取することが大切です。 そのため、ドッグフードは必ず総合栄養食の基準をクリアしたものを与えましょう。 金銭面に余裕があれば、良質なたんぱく質を多く含んだプレミアムドッグフードがおすすめです。 ドッグフードの栄養管理は大変なので、手作りよりも既製品を与えたほうが良いです。

適度な運動

犬の貧血対策には、毎日の適度な運動も大切です。 当然ながら犬種や年齢によって必要な運動量は異なりますが、小型犬であっても毎日朝晩2回、各10分は散歩をするように心がけましょう。 また、運動量の多い犬種であれば、毎日2時間以上の散歩が必要な場合もあります。 毎日の適度な運動は貧血以外にも、肥満への対策やストレス解消にも繋がるでしょう。

寄生虫に気を付ける

犬がノミやマダニに寄生されると、吸血されてしまいます。 当然ながら寄生される数が多ければ多いほど吸血量も増えていき、貧血のリスクも高くなるでしょう。 そのため、日頃からノミやマダニ対策をすることも、犬の貧血の対策としては重要になります。 散歩時には草むらに入り込まないことや、ノミやマダニの予防薬を使用するなど、ノミやマダニに寄生されにくい環境づくりをしましょう。 また、ノミやマダニが飼い主のズボンに付着したまま、飼い主の帰宅時に犬に寄生することもあるため、飼い主自身もノミやマダニのいるような場所へは近づかないことをおすすめします。

定期的な健康診断

愛犬に定期的に健康診断を受けさせることも、貧血の対策になるでしょう。 定期的な健康診断により、貧血以外の病気の早期発見にも繋がります。 また、不足している栄養素なども健康診断ではわかります。 獣医師からの的確なアドバイスも受けることができるため、理想は年に2回、少なくとも年に1回は健康診断を受けさせるようにすると良いでしょう。

犬の貧血を甘くみてはいけない!

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犬が貧血になると、元気がなくなったり食欲不振に陥ったりします。 また、重症化すると命に関わる可能性もあるため、素人判断で様子見をしてはいけません。 もしも犬に貧血のような症状が現れた場合は、早めに動物病院へ連れて行きましょう。 日頃から栄養バランスに優れた食事を与えたり適度な運動をさせたりすることも、犬を貧血にさせないためには大切です。 飼い主としてできる限りのことをして、犬を貧血にさせないようにしましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。