犬が嫉妬している時の行動

まずは、犬が嫉妬している時の行動をご紹介します。 愛犬にこれらの行動がみられたら、嫉妬しているサインだといえるでしょう。
イタズラをする
犬が嫉妬している時は、普段はしないようなイタズラをすることがあります。 家具や家電を破壊したり、場合によってはティッシュを箱からすべて出してしまったりすることもあるでしょう。 なぜ犬が嫉妬心によってイタズラをするのかというと、飼い主の気を惹けるからです。 特に、過去にイタズラをして飼い主に叱られた経験のある犬は、「また構ってもらえるかも!」と期待する気持ちから、イタズラに走ってしまうことがあります。
嫉妬する対象に攻撃的になる
犬は、大好きな飼い主が取られてしまったと考えて、嫉妬する対象に攻撃的になることもあるでしょう。 特に抵抗することのないぬいぐるみなどは、噛んでブンブンと振りまわることがあります。 ぬいぐるみであれば可愛らしいものですが、犬の嫉妬の原因が人間や犬の場合には注意が必要です。 特に小さな子どもは、大怪我に繋がる可能性もあるでしょう。 生まれたばかりの赤ちゃんはどうしても手がかかってしまいますが、犬が赤ちゃんを襲ってしまったという事故が起こるのも、やはり嫉妬心からだと考えられます。
悲しそうにする
犬はそこまで表情筋が発達していませんが、愛犬と長い間いっしょに生活をしていれば、愛犬がどのような感情を持っているのかわかるはずです。 嫉妬している犬は、見るからに悲しそうにします。 しょんぼりとしながら別の部屋に移動したりそっぽを向いて寝たりする時は、嫉妬しているサインかもしれません。
飼い主に過剰に甘えてくる
犬が普段以上に甘えてきた時は、嫉妬のサインといえます。 身体を執拗に擦り付けてきたり見つめてきたりした時は、飼い主に「自分だけを見てよ!」と伝えているのでしょう。
犬が嫉妬する理由は?

次に、犬が嫉妬する理由をご説明します。 実は、人間と異なり犬ならではの理由もあるのです。
自分の順位が下がったと感じるから
犬はもともと、集団で行動をする動物です。 犬の群れにはそれぞれ順位がつけられ、リーダーの言うことは絶対です。 この上下関係が犬の嫉妬に関係しており、飼い主がほかの人間や犬を可愛がることで、犬は自分の順位が下がったと感じてしまうのでしょう。 そのため、犬は自分の順位を取り戻そうと、嫉妬の対象に攻撃的になったり飼い主に甘えたりしてアピールするのです。
自分に関心が向けられないと感じるから
これは人間も同様ですが、犬は自分に関心が向けられないと感じると嫉妬をします。 特に現代は飼い主のスマートフォンを見ている時間も長くなり、犬は「飼い主といっしょに遊びたいのに、全然こっちを振り向いてくれない!」と考えてしまうでしょう。 また、赤ちゃんや新しく迎え入れた犬が家に来た時に、先住犬は「前まではたくさん構ってくれていたのに……」と対象に攻撃的な嫉妬を感じてしまいます。
犬が嫉妬している時の対処方法

犬が嫉妬している時は、正しい対処をしなければ犬との信頼関係にヒビが入ってしまう可能性もあります。 最後に、犬が嫉妬している時の対処方法を解説します。
先住犬を優先する
やはり犬が不安なのは、赤ちゃんや新しく迎え入れた犬によって自分の順位が下がってしまうことでしょう。 そのため、犬を安心させるためにも、もともといた犬をある程度は優先する必要があります。 もちろん人間の赤ちゃんはきちんとお世話をしなければいけませんが、例えば食事の時は先住犬から先に与えるなど、犬に家族が増えてもグループ内の順位が変わらないことを示さなければなりません。
構わない
犬が嫉妬心からイタズラをしていても、無視をしましょう。 大切なのは、犬に「イタズラをしても構ってもらえないのか」と学習してもらうことです。 中途半端に叱ったり構ったりしてしまうと、犬はイタズラをすると構ってもらうことを学習してしまい、悪循環になってしまう可能性もあります。
静かに叱る
犬が嫉妬している時は、一種の興奮状態であるといえます。 そんな時に犬を大声で叱ってしまうと、さらに興奮してしまいより攻撃的になってしまうこともあるでしょう。 そのため、犬が嫉妬している行動をみせている時は、静かに叱るようにします。
思い切り遊んだり走らせたりする
人間と同様に、犬も嫉妬している期間が長ければ大きなストレスになります。 そんな時には、思い切り遊んだり走ったりさせて、ストレスを解消してあげましょう。 人間がストレスを溜めた時に大声で叫んだり思い切り運動をしたりするとストレスが解消されるように、犬も思い切り運動をさせることで、嫉妬によるストレスも軽減されます。
犬の嫉妬には気を付けよう

犬が嫉妬をすると、イタズラをしたり攻撃的になったりします。 また、飼い主に執拗に甘えてくることもあるでしょう。 犬の嫉妬の理由は、主に自分の順位が下がると感じたからです。 赤ちゃんや新しく迎え入れた犬によって自分が構ってもらえる時間が減ると、どうしても犬は嫉妬やストレスを感じてしまいます。 そのため、生活環境が変わったとしても、先住犬の優先順位は下げずに愛犬の順位が下がったと感じさせないように気を付けましょう。 日頃から溜まったストレスを発散させることも効果的なので、散歩時に思い切り遊んだりは知らせたりすることもおすすめです。 してはいけないこととしては、中途半端に叱ったり構ったりすることです。 叱るなら静かにきちんと叱り、構うと犬が「イタズラをしたら構ってもらえる」と勘違いするため、完全に無視をするのも効果的でしょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。
