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猫を飼う前にチェックしてほしい「猫の十戒」とは?

猫を飼う前にチェックしてほしい「猫の十戒」とは?

ドッグトレーナーであるスタン・ローリンソン氏が書いた詩「犬の十戒」は、「犬を飼う前に見てほしい、犬からの十のお願い」として有名です。 しかし、猫の十戒の存在を知っている人は、意外に少ないのではないでしょうか? この記事では、猫の十戒の内容について解説します。
猫の豆知識
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猫の十戒とは?

出典:https://www.shutterstock.com/

まずは、猫の十戒とはどのようなものなのかをご説明します。 そこまで重い内容ではないため、気楽に見てみてください。

猫を飼う前に知っておきたい、猫目線のルール

猫の十戒は、猫目線で解説する、猫を飼う前に知っておきたいルールのことをいいます。 一時は「公益社団法人 日本愛玩動物協会 長崎県支所」のホームページで確認することができましたが、現在は閲覧することができません。 ちなみに、猫の十戒はすべて“猫目線”で書かれており、マイペースで自分本位な猫の特徴がよく表れています。

十戒とは?

そもそも、十戒とは何なのでしょうか? もともとの十戒とは、神がイスラエル民族に与えたとされる聖書の中に書かれていた、10個の法律のことです。 「モーセの十戒」と聞くと、一度は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか? 当然ながら、モーセの十戒は猫や犬の十戒と異なり、とても厳格なものになります。

猫の十戒の内容と解説

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それでは本題である、猫の十戒の内容についてご紹介します。 また、それぞれの内容の簡単な解説も見てみましょう。

第一戒

私の生涯はだいたい15年くらいしかありませんが、たまに20年以上生きてしっぽが裂けます。ほんのわずかな時間でもあなたが離れていると腹が立ちます。私が家族になってやるので、そのことを覚悟しなさい。

・解説 猫の平均寿命は、猫種や個体差によってさまざまですが、約15年程度だといわれています。 また、猫によっては20年以上生きることもありますが、猫は20歳を過ぎると猫又という妖怪になると考えられおり、これは猫又の部分をユニークに綴ったものなのでしょう。 マイペースで自分の時間を大切にする猫ですが、実は人間のことが大好きなのだという、猫なりの気持ちが書かれています。

第二戒

あなたが私に望むことを理解するつもりはありません。待っても無駄です。

・解説 犬は、「おすわり」や「待て」などの言葉を覚えて、飼い主からの指示を行動に移します。 しかし、猫は自分の名前を聞き取ることはできても、飼い主の言うことを聞くわけではありません。 もちろん猫の名前を呼んだら可愛く鳴いてみせたりはしますが、飼い主の指示に合わせて行動をすることはないでしょう。

第三戒

私を崇拝しなさい。私にとってそれが一番大事なことなのです。

・解説 猫は、自分が持っているリズムを崩されることを嫌います。 そのため、「自分を崇拝して、自分が何をしても許しなさい」と、猫の習性について理解してもらおうという気持ちが読み取れます。

第四戒

私を長い時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしてはなりません。でも狭いところは好きなのでダンボール箱を用意するのは許可します。あなたには仕事や楽しみもあり、友達だっているかもしれませんが、私のお世話をすることに勝る悦びはないはずです。

・解説 猫は、人間の子どものように長々と説教をしても理解しません。 また、狭いところに閉じ込めて罰を与えようとしても、猫は狭い場所が好きなので気にもならないでしょう。 しかし、当然ながら逃げ道のない狭い場所に猫を閉じ込めるのは虐待なので、してはいけません。 この文章は犬の十戒を参考にしたものでしょうが、人間には猫以外にさまざまな娯楽があっても、猫には飼い主しかいないというのを、猫目線で伝えたものになります。

第五戒

私に話しかけなさい。あなたの話していることが何かはどうでもいいですが、話しかけるあなたの声はわかるのです。ほめ言葉は特に。

・解説 猫は人間の言葉をそこまで理解しませんが、飼い主に話しかけられることは好きです。 その中でも、褒められる言葉は猫なりに理解ができるのでしょう。

第六戒

あなたが私にどんなふうにしてくれたか、私は決して忘れません。恨みは倍返しします。

・解説 猫は過去の出来事を、意外にも長い間覚えています。 飼い主が自分のことを大切にしてくれているか、雑に扱っているかは、猫も忘れることはないのです。

第七戒

私を叩いたりする前に思い出しなさい。私の歯はあなたの手の骨をかみ砕くことぐらい簡単にできるのに、気が向いたときにしかかまないようにしていることを。

・解説 猫の顎の力は、人間よりも強いです。 本気を出せば、飼い主の手の骨を砕くこともできます。 しかしそれをしないのは猫なりの優しさであるため、飼い主も自分に暴力を振るわないでほしいという猫からのメッセージです。

第八戒

私が言うことを聞かないと怒る前に、まずは自分に問い掛けてみなさい。たっぷり食事を与えていましたか? それは私の好きなシーバですか? 日なたで気持ちよく昼寝をしているのを邪魔しませんでしたか? もしかすると年を取って体が弱ってきているのかもしれませんが、どのみち私がしたいことに従わないほうが悪いのですから、あきらめなさい。

・解説 猫は、自分を中心に生きています。 当然ながら、飼い主の言うことも聞かない時があるでしょう。 そんな時にも、一度落ち着いて考えてみてください。 猫の気分が悪くなることをしていなかったか、老化などの体調の変化などがなかったかをチェックすることで、猫が言うことを聞かない理由が特定できるかもしれません。 そもそも、猫に言うことを聞いてもらおうとすること自体が、飼い主の間違いである可能性があります。

第九戒

私が年をとっても世話をしなさい。あなたも同じように年をとりますが、私は年をとってもかわいいのです。

・解説 猫の1歳は、人間に換算すると20歳前後です。 人間でいう高齢者にあたる10歳を過ぎた猫であっても、見た目は若い頃と変わりません。 しかし、運動能力の低下や体調の変化は起こりやすくなるため、愛猫の変化に敏感になる必要があります。

第十戒

最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送りなさい。「かわいそうで見ていられない」とか「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言うのは許しません。なでなさい。なで続けなさい。かわいいね、いい子だねと言いなさい。言いまくりなさい。そうすれば私は着替えの時間を少し短くしてやってもよいです。まあ、気が向いたら。

・解説 猫はマイペースな動物ですが、やはり飼い主のことは大好きです。 そのため、猫の十戒は「別れの間際には、飼い主にそばにいてほしい」という猫の正直な気持ちが書かれています。 ちなみに、文章に書かれている「着替え」とは、「猫は死後、天国で毛皮を着替えて飼い主に会いに来る」という意味で、「十分に愛情を受けて育ててくれたら、すぐに転生して会いに行くよ」という、猫からの最大限の愛情表現だといえるでしょう。

猫の十戒は猫の特徴をよく捉えている

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猫の十戒は、飼い主に寄り添う形で表現された犬の十戒とは異なり、自分本位でマイペースな猫の特徴をよく捉えたものになっています。 しかし、ところどころで猫なりの愛情表現が隠されており、猫好きの人から見れば和んでしまう表現もあるでしょう。 これから猫を飼う人は、猫の十戒に目を通して、十戒のとおりに育てればきっと猫も愛情を持って接してくれるようになるはずです。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。