猫がイライラしている時の仕草

まずは本題である、猫がイライラしている時の仕草をご説明します。 愛猫がこれらの仕草をしている時は、ストレスが溜まっていると考えて良いでしょう。
尻尾を小刻みに動かす
猫はイライラしている時に、尻尾を小刻みに動かします。 これは、猫がイライラしている時の代表的な仕草です。 特にぐっすりと寝ている猫を邪魔した時に多くみられ、猫が尻尾を小刻みに動かしている時にしつこく触ろうとすると、引っ掻かれたり威嚇をされたりすることがあるでしょう。
すぐに噛んでくる
猫は、イライラしている時は攻撃的になります。 普段は温厚な猫でも、イライラしている時は少し撫でようとしただけでも噛んでくるでしょう。 さらに言うと、猫がイライラしている時の噛む力はいつも以上に強いため、噛まれた部分はしっかりと猫の歯型がついてしまいます。
食欲増進・食欲不振
猫はイライラしている時に、いつも以上に食事を夢中に食べるようになります。 これは人間でいうところの、やけ食いのようなものです。 イライラをぶつける場所がないため、猫は食事でストレスを解消しようとしているのでしょう。 逆に、猫は強いストレスを感じ続けることで、食欲不振に陥ることもあります。 これも人間にも言えることですが、日常生活で強いストレスを感じると、食欲が湧きません。 猫も同様に、何か気になることがあれば食欲不振になってしまうのです。
身体を執拗に舐める
猫はイライラしている時に、身体を執拗に舐めます。 もともと猫は自分でグルーミングをする動物なので、普段もペロペロと身体をきれいにしようと舐めているでしょう。 しかし、いつも以上に猫がグルーミングをしている場合は、注意が必要です。 詳しくは後述しますが、猫によっては執拗に身体を舐め続けることで、脱毛してしまうこともあります。
猫がイライラすることで考えられるリスク

猫がイライラすると、さまざまなリスクに繋がります。 これらのリスクがあることを踏まえて、早めに猫のイライラを解消させてあげましょう。
皮膚炎
猫がイライラして身体を舐め続けることで、部分的に脱毛してしまいます。 また、脱毛した部分が炎症を起こしてしまうこともあるため、注意が必要です。 皮膚炎は痒みや痛みのほか、出血がみられることもありますが、お腹など普段猫がみせない部位の脱毛は発見するのが遅くなります。
胃腸炎
人間と同様に、猫もイライラすると胃腸炎を発症してしまうことがあります。 これは長時間ストレスにさらされたことが原因で、胃や腸などの消化器官の働きが低下することにより、下痢や嘔吐をしてしまうことがあります。
膀胱炎
猫のイライラが慢性的になると、突発性膀胱炎を発症することもあるでしょう。 突発性膀胱炎の原因のひとつとして、ストレスが挙げられます。 膀胱炎は排尿時の痛みなどによりトイレの回数が減るなどの症状がみられますが、積極的に排尿しなくなることで尿石症などの病気を併発してしまうこともあるでしょう。
免疫力の低下
猫のイライラは、免疫力の低下にも繋がります。 猫の免疫力が低下することで、猫カゼなどのウイルスに感染しやすくなるでしょう。 また、子猫やシニア猫などの免疫力が弱い猫であれば、ストレスを溜めることによりさらに症状が悪化してしまう可能性も考えられます。
猫がイライラしている時の対処方法

最後に、猫がイライラしている時の対処方法をご紹介します。 正しい対処をして、猫のストレスを解消してあげましょう。
猫といっしょに遊ぶ
猫のイライラを解消させるためには、いっしょに遊ぶことがもっとも良い対処方法です。 猫といっしょに遊ぶことで、猫は思い切り身体を動かすことができますし、飼い主とのコミュニケーションにもなります。 また、猫のイライラを解消させるためにいっしょに遊ぶ際は、猫じゃらしなどを利用していろいろな方向に動き回れるような遊び方をしましょう。
猫用おやつを与える
猫のイライラを一時的に解消するには、猫用おやつを与えるのもおすすめです。 毎日同じ食事だけをしていると猫も飽きてしまうため、たまには猫用おやつで気分転換をさせるのも良いでしょう。
少量のまたたびを与える
猫がまたたびを大好きなのは、有名です。 猫に少量のまたたびを与えることで、イライラの緩和が期待できるでしょう。 しかし、猫にとってまたたびはお酒のようなものなので、与えすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。
猫のストレスの原因を考える
猫のイライラが慢性的になっている場合は、根本的なストレスの原因を取り除く必要があります。 猫のストレスの原因はいくつかありますが、主に生活環境の変化や運動不足などでしょう。 引っ越しなどで大きく生活環境が変化した場合は、猫がしばらくの間落ち着かないはずです。 また、運動不足や飼い主とのコミュニケーション不足もストレスの大きな原因となっているため、早めに原因を取り除いてあげましょう。 ちなみに、猫はマイペースな動物なので、執拗に飼い主に構われたりするのもイライラの原因になります。
猫のイライラの仕草は早めに見抜こう

猫がイライラしている時は、尻尾を小刻みに動かしたり攻撃的になったりします。 また、執拗に身体を舐め続けることもあるでしょう。 猫のイライラが蓄積されることで、免疫力の低下や病気が発症してしまうこともあるため、早めの対処が大切になります。 猫がしっかりと気分転換できるように、猫じゃらしで思い切り遊ぶことがおすすめです。 もちろん猫のイライラの根本的な原因を取り除く必要があるため、最近になって身の回りに変化がなかったかをもう一度見つめ直してみましょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。
