犬がシャンプー中に噛む理由

基本的に犬は、シャンプーを嫌がるものです。 それではまず、犬がシャンプー中に噛む理由を見てみましょう。 犬がシャンプーを嫌がる理由がわかれば、自然と対処することができるかもしれません。
シャワーが怖い
シャンプーに慣れていない犬は、特にシャワーを怖がります。 シャワーの音や勢いなどが怖いため、犬は噛んで抵抗するのでしょう。 小型犬にしてみれば、シャワーは私たち人間でいうところの滝をイメージすると良さそうです。 私たちも滝に打たれるとなると、恐ろしく感じてしまうでしょう。
目・耳に水が入る
犬は、顔が濡れることを嫌がることが多いです。 また、目や耳に水が入ることも嫌がります。 そのため、犬にシャンプーをするときには、目や耳に水が入らないように気を付けなければなりません。
人に抑えられる
犬は日頃生活をしていて、人に抑えられることは少ないです。 しかしシャンプーをするときは、犬が暴れたり逃げたりしないように、抑えられてしまいます。 そのため、犬は身動きがとりにくくなるのが嫌で、人を噛んで抵抗しようとするのです。 これは、病院でも同じことがいえるでしょう。
自分の匂いを消されることが嫌
犬は、嗅覚に優れた動物です。 はじめて会う犬や人にも、匂いを嗅いで相手のことを知ろうとします。 そのため、シャンプーによって自分の匂いを消されることは、自分の情報をリセットされることになるため、犬は嫌がるのでしょう。 また、シャンプーの香料は犬にとって不自然な香りであるため、シャンプーの匂いが嫌な場合もあります。
シャンプー中に犬に噛まれる際の対処方法

それでは、シャンプー中に犬に噛まれる際の対処方法についてご説明します。 これらを守ることで、犬はそこまでシャンプーを嫌がらないようになるはずです。
シャワーを犬の身体に当てる
犬がシャワーの音や勢いを嫌がるのであれば、シャワーを犬の身体にぴったりと当てて流すようにしましょう。 そうすることで、シャワーの音をほぼ完全に防ぐことができます。 さらにシャワーを犬の身体に当てて流すことで、しっかりとシャンプーを洗い流すことが可能です。
耳に脱脂綿を入れる
プロのトリマーは、シャンプーをするときに犬の耳に脱脂綿を入れます。 そうすることで、犬の耳に水が入ることを防ぐことが可能です。 犬の耳に脱脂綿を入れるときは、脱脂綿が少し見えるくらいにすると良いでしょう。 そうすることで、犬の耳に水が入ることを防ぐことができますし、シャンプーが終わった後も脱脂綿が取り出しやすいはずです。
短いリードで犬を繋ぐ
犬が人に押さえられることを嫌がるのであれば、犬の首輪に短いリードを付け、どこかに繋ぐと良いでしょう。 そうすることで、人に押さえられるストレスからは解消されます。
無香料のシャンプーを使用する
嗅覚が敏感な犬のために、無香料のシャンプーを使用することをおすすめします。 犬は、シャンプーが終わった後の匂いが嫌で人を噛んでいるのかもしれません。 ですが無香料のシャンプーであれば、自分の匂いは消えてしまったとしても、香料の嫌な匂いはしないためそこまで嫌がることはなくなるはずです。
プロのトリマーに任せる
犬がシャンプーを嫌がるのは、もしかしたら飼い主のシャンプーの仕方が嫌なのかもしれません。 プロのトリマーであれば、犬の押さえ方や洗い方を熟知しているため、犬はそこまでストレスに感じない可能性があります。
犬をシャンプー好きにするためには?

それでは最後に、シャンプー嫌いな犬を好きにさせる方法についてご紹介します。 必ずしもすべての犬がシャンプー好きになるわけではないですが、これらを行うことでシャンプーのマイナスイメージはなくなるはずです。
お風呂場で遊んでみる
犬が動物病院を嫌うのは、さまざまな理由があります。 動物病院の独特の匂いや、注射、触診などが挙げられるでしょう。 それらのことが重なり、犬にとって動物病院=嫌いな場所になるのです。 シャンプーも同様に、無理やりシャンプーをされる場所であるため、犬はお風呂場に行くこと自体を嫌いになってしまいます。 それを克服するには、お風呂場で遊んでみることです。 そうすることで、お風呂場=楽しい場所になってくれることが期待できます。 同様に、お風呂場でおやつを与えることも効果があるでしょう。 お風呂場に対して悪いイメージを持たせないことが、犬をシャンプー好きにさせる第一歩といえます。
日頃から身体の触れ合いをする
日頃からブラッシングやマッサージをし、犬との身体の触れ合いをしておきましょう。 すると、犬は身体を触られることに抵抗が少なくなるはずです。 シャンプーは身体が濡れることを嫌がる犬もいますが、身体を触られること自体を嫌う場合もあります。 まずは犬が触られることに慣れてもらい、それから徐々にシャンプーに移行していくと良いでしょう。
シャンプーをしている間・終わった後は褒める
シャンプーをしている間、犬のことを褒めてあげましょう。 「大人しくしていてえらいね!」などと優しく声をかけながら、シャンプーを行います。 大好きな飼い主から褒めてもらえることで、犬はシャンプーを楽しいことだと理解するはずです。 また、シャンプーが終わった後は褒めながら、おやつなどのご褒美を与えましょう。 そうすることで、犬はシャンプーをされるとご褒美が待っていると理解し、シャンプーが徐々に好きになっていきます。
シャンプーは犬の皮膚や被毛の健康維持に大切!

犬がシャンプーを嫌がるからといって、一切シャンプーをしないのは、衛生上良くありません。 シャンプーをしなければ、毛玉などの原因となってしまいます。 ですが、嫌がる犬を無理やりシャンプーするのも、ストレスがかかり良くありません。 なるべく犬がシャンプーを好きになってもらえるように、私たち飼い主がいろいろと工夫することが大切です。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。
