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犬はしいたけを食べても大丈夫?栄養素や与える際の注意点など

犬はしいたけを食べても大丈夫?栄養素や与える際の注意点など

肉厚で、ジューシーな旨味が特徴のしいたけ。 日本人として馴染みの深い食材であるしいたけは、犬に与えても良いものなのでしょうか? そこでこの記事では、しいたけの栄養素や犬に与える際の注意点などについてご紹介します。
犬の食べ物
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犬はしいたけを食べても大丈夫?

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しいたけは旨味が強くとても美味しい食材ですが、犬も食べることができるのでしょうか? まずは本題である、犬はしいたけを食べることができるかについてご説明します。

犬はしいたけを食べても大丈夫!

結論からいうと、犬はしいたけを食べても大丈夫です。 むしろ、しいたけは犬の身体に良い栄養素が含まれているため、積極的に与えたい食材のひとつといえます。 しかし、与え方によっては犬の健康を害してしまう可能性もあるため、注意しなければなりません。

生のしいたけはNG?

犬はしいたけを食べても問題ありませんが、加熱せずに生のまま与えることは避けたほうが良いでしょう。 健康的な被害は少ないですが、生のしいたけは食べにくいため犬は好んで食べないかもしれません。 また、生のしいたけは下痢などの原因にもなるため、注意が必要です。

乾燥しいたけを食べても大丈夫?

量販店などでは、出汁をとるための乾燥しいたけも多く販売されています。 乾燥しいたけを犬に与えることもできますが、乾燥したままで与えることは避けましょう。 かならず水で戻してから与えることで、乾燥しいたけも食べることができます。 また、犬は乾燥しいたけの出汁も好んで食べますので、手作りフードを与えるときには乾燥しいたけで出汁をとるのも良いかもしれません。

しいたけに含まれる栄養素

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きのこは身体に良いといいますが、犬にもそれは当てはまるのでしょうか? 次は、しいたけに含まれる栄養素を見ていきましょう。

エリタデニン

しいたけに含まれる代表的な栄養素として、エリタデニンが挙げられます。 エリタデニンは、コレステロール量のコントロールや分解代謝・排出を促進する栄養素です。 血液をサラサラにしてくれることが期待できます。 また、このエリタデニンはきのこ類ではしいたけとマッシュルームにしか含まれていない栄養素です。 そのため、犬にきのこ類を与えるときにはしいたけを与えることをおすすめします。

食物繊維

ほかのきのこ類同様、しいたけには食物繊維も含まれています。 食物繊維は腸内環境を整えてくれるため、便秘気味の犬にもおすすめです。

ビタミンD

しいたけには、日光に当たることでビタミンDに変化する成分が含まれています。 ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートしてくれるため、カルシウムと同時に摂取をすることで歯や骨の健康を保ってくれることが期待できるでしょう。

β-グルガン

免疫力を保つのに活躍するのが、β-グルガンです。 β-グルガンは免疫力を保ってくれるほか、アレルギー症状に悩んでいる犬にもおすすめといわれています。

犬にしいたけを与える際の注意点

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最後に、犬にしいたけを与える際の注意点についてご説明します。 しいたけの栄養素を効果的に摂取できるように、与え方も工夫をしてみてください。

少量を与える

しいたけを犬に与える場合は、ドッグフードのトッピング程度の少量を与えるようにしましょう。 しいたけを食べ過ぎると、食物繊維の過剰摂取により下痢や消化不良などを引き起こす可能性があります。

細かく刻んで与える

しいたけを切らずに犬に与えると、消化不良の可能性があります。 そのため、犬にしいたけを与える際はかならず刻んで与えるようにしましょう。 胃腸に不安がある犬に対しては、フードプロセッサーなどで粉末状にして与えると良いかもしれません。

出汁を与える

しいたけの出汁は、犬が好む味です。 そのため、ドッグフードにしいたけの出汁をかけて与えるのも良いでしょう。 また、乾燥しいたけや干ししいたけを水で戻す際に出る戻し汁には、しいたけの栄養や旨味が凝縮されていますので、しいたけの戻し汁を犬に与えるのもおすすめです。 ちなみに、しいたけといっしょに煮干しの出汁もとることで、煮干しのカルシウムも摂取することができます。 しいたけのビタミンDによりカルシウムの吸収がしやすくなっているため、しいたけと煮干しは相性の良い食材であるといえるでしょう。

しいたけ皮膚炎に注意!

犬にしいたけを与えたことで皮膚炎が生じた場合は、しいたけ皮膚炎の可能性が考えられます。 しいたけ皮膚炎とは、しいたけに含まれる未知の成分が引き起こすアレルギー症状のことです。 ただしこれは、現時点で人間にしか見られない症状ですので、そこまで心配をする必要はないかもしれません。 ですが犬に絶対にしいたけ皮膚炎が現れないとも言い切れないので、もし心配であれば事前にごく少量のしいたけを犬に与えて様子を見たほうが良いでしょう。

油で炒めるよりも焼くか茹でるのがおすすめ

しいたけは油を吸いやすいため、油で炒めて犬に与えるのはおすすめしません。 トースターで焼くのも良いですが、おすすめは茹でることです。 もちろん味付けをせずに茹でなければなりませんが、先述したようにしいたけの出汁が出ますので、そのまま出汁といっしょにしいたけを与えましょう。

子犬とシニア犬には与えない

しいたけは食物繊維が豊富なため、胃腸が弱い子犬やシニア犬には与えないほうが良いでしょう。 どうしても与えたい場合はごく少量を与えて様子を見れば良いでしょうが、無理して与えるものでもないため、おすすめはできません。

しいたけの旨味は犬も大好き!

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しいたけの旨みの凝縮された出汁は、私たち人間だけではなく犬も大好きです。 そのため、しいたけといっしょに出汁も与えることで、効果的にしいたけの栄養を摂取することができるでしょう。 また、日頃から水をあまり飲まない犬や熱中症の可能性がある暑い日などは、ドッグフードに出汁をかけるだけで効果的に水分補給をすることができます。 栄養豊富なしいたけを正しく与えることで、犬の健康を保つことができるでしょう。

参考サイト

文部科学省 食品成分データベース(参照日:2020-08-25)
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=8_08013_7

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。