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猫はホタテを食べても大丈夫?栄養素や与え方をご紹介

猫はホタテを食べても大丈夫?栄養素や与え方をご紹介

弾力のある貝柱と、コリコリしたヒモが特徴のホタテ。 猫は魚介類を好んで食べますが、貝類を与えてはいけないと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか? そこでこの記事では、猫はホタテを食べても大丈夫かどうか、猫にホタテを与える際の注意点などについてご説明します。
猫の食べ物
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猫はホタテを食べても大丈夫?

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基本的に貝類は猫にとって良くないといわれますが、ホタテはどうなのでしょうか? まずは本題である、猫はホタテを食べても大丈夫かどうかについて見てみましょう。

猫はホタテを食べても大丈夫!

結論からいうと、猫はホタテを食べても大丈夫です。 実際に、キャットフードの原材料として使用されていることもあります。 後述しますが、ホタテにはさまざまな栄養素が含まれているため、正しい与え方をすれば猫にとってメリットの多い食材といえるでしょう。

食べても良いのは貝柱だけ

猫はホタテを食べても大丈夫といいましたが、食べさせてもいい部位は限られていることを覚えておきましょう。 ホタテは 貝柱、ヒモ、ウロ、エラ、生殖巣という5つの部位に分けられます。 数ある部位の中でも、猫が食べることができるのはホタテのメイン部位といえる貝柱だけです。 ヒモも食べられなくはないですが、消化不良の原因にもなるため避けたほうが良いでしょう。 そのほかの部位は、猫にとって毒となる可能性があるため、絶対に与えてはいけません。

貝柱を与えるときは加熱をしよう

猫はホタテの貝柱を食べることができますが、与える際は必ず加熱をするようにしましょう。 私たち人間は生のホタテを好んで食べますが、猫に生のホタテを与えるのは良くありません。 生のホタテには、甲殻類などにも含まれる「チアミナーゼ」という酵素が含まれており、それを摂取することで体内のビタミンB1が破壊されてしまいます。 チアミナーゼによってビタミンB1欠乏症が発症する可能性があるため、ホタテを与えるときは加熱をしましょう。

ホタテの干物は与えない

お酒のおつまみとしても人気の高いホタテの干物ですが、これも猫には与えてはいけません。 ホタテの干物は塩分が高いため、塩分過多になってしまう可能性があります。

ホタテに含まれる栄養素

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ホタテは、キャットフードの原材料に含まれることもある食材です。 プリプリとした貝柱が美味しいホタテには、どのような栄養素が含まれているのでしょうか?

タウリン

ホタテには、必須アミノ酸のひとつであるタウリンが豊富に含まれています。 タウリンは猫の身体を健康に維持するためにも、大切な栄養素です。 また、タウリンは食事からしか摂取することができないため、ホタテに含まれるタウリンは貴重な存在といえるでしょう。

たんぱく質

もともと肉食である猫にとって、たんぱく質は筋肉や骨の健康を維持するのに欠かせない栄養素です。 ホタテにはたんぱく質も豊富に含まれており、なおかつ低脂肪です。 肥満気味の猫は、ホタテでたんぱく質を摂取しても良いかもしれません。

亜鉛

ミネラルの一種である亜鉛は、味覚を正常にしてくれることが期待できる栄養素です。 また、亜鉛は細胞の生まれ変わりにも関わっており、亜鉛不足になると猫の成長にも影響が見られる可能性があります。

ビタミン類

ビタミンB9やビタミンB12などのビタミン類も、ホタテには含まれます。 猫はビタミンの一部を体内で合成することができるといわれているため、ビタミンの接種は必要ないのではと感じるかもしれません。 しかし、ビタミンB9やビタミンB12は水溶性ビタミンであることから、余分なものは体外へと排出されてしまいます。 そのため、摂りすぎても体外に排出されるため、ホタテによるビタミン補給をしておいても損はないといえるでしょう。

猫にホタテを与える際の注意点

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猫がホタテを食べられるからといって、そのまま与えてはいけません。 与える際の注意点をチェックして、正しくホタテを食べさせてあげましょう。

味付けをせずに茹でる

先述したように、猫にホタテを与える際は必ず加熱をしなければなりません。 また、加熱をする際には余計な塩分や油分が含まれないように茹でることをおすすめします。 味付けをせずに茹でることで塩分過多になること予防し、ホタテ自体の旨味があるため猫は美味しく食べることができるはずです。

まずは少量から与える

はじめて猫にホタテを食べさせるときは、少量を与えるようにしましょう。 もしかしたら、ホタテを食べることでアレルギー症状が出るかもしれません。 アレルギー症状が出たときにホタテを多量に食べていると、症状が悪化してしまうことが考えられます。 そのため、はじめのうちは小さく刻んだホタテを少量与えてみると良いでしょう。

アレルギー症状がなくても多量には与えない

猫がホタテを食べることによるアレルギー症状が出なくても、ホタテを多量に与えるのはおすすめできません。 なぜなら、ホタテばかりを食べていると栄養が偏ってしまうからです。 さまざまな栄養素をバランス良く摂取することで、猫の健康を維持することができます。 キャットフードを与えているのであれば、総合栄養食を与えているだけで猫に必要な栄養素はすべて摂取することが可能です。 そのため、キャットフードをメインとして与えている猫には、少量をキャットフードにトッピングとして与えると良いでしょう。 手作りフードの場合は、たんぱく質のメイン食材としてホタテを与えて、魚や野菜などのほかの食材も加えながらバランス良く栄養素を摂取できるようにしてください。

ホタテは猫が食べられる数少ない貝類

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ホタテは旨味が詰まっているため、好んで食べる猫も多いのではないでしょうか? タウリンやたんぱく質など、ホタテには猫の身体の健康を維持するために必要なさまざまな栄養素が含まれています。 ただし、ヒモやウロなどは消化不良やアレルギーの原因となるため、与えてはいけません。 ホタテの貝柱を味付けせずに茹でて与えることで、効果的に栄養素を摂取することができるでしょう。 猫にホタテを正しく与えることで、猫の健康の維持を助けてくれるはずです。

参考サイト

文部科学省 食品成分データベース(参照日:2020-10-27)
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=10_10311_7

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。