猫の鳴き声がうるさい理由

まずは、猫の鳴き声がうるさい理由をご説明します。 鳴き声がうるさい理由を知ることで、猫への理解もさらに深まるでしょう。
感情表現
猫の鳴き声がうるさい理由としては、感情表現をするためだということが挙げられます。 猫は言葉を話すことができないため、ニャーニャーと鳴いて人間に何かを伝えようとします。 特に、気持ちが昂っている時にうるさく鳴くことが多いでしょう。 人間が興奮して叫んでしまうのと、同じ感覚だといえます。
何かを要求している
もともと猫は、あまり鳴く動物ではありません。 外で大きな声でニャーニャー鳴いていると外敵に見つかりやすくなりますし、狩りをするための獲物にも気付かれやすくなります。 そのため、基本的に猫はニャーニャー鳴くことはなく、鳴く時はなんらかの理由があるはずです。 猫が飼い主に向かって鳴く時は、何かを要求しているのでしょう。 猫の要求は、「お腹がすいた」や「暑い、寒い」などさまざまです。
異性を探している
猫の鳴き声がうるさい時は、猫が発情期を迎えているのかもしれません。 発情期を迎えたメス猫は、オス猫と交尾をするために大きな声で鳴いてアピールをします。 いつものニャーニャーという鳴き声でなく、アオーンと鳴くようになるため、発情期かどうかの見分けはつきやすいでしょう。 ちなみに、猫の発情期は主に春で、生後5~9ヶ月くらいになると最初の発情期を迎えます。
猫がうるさく鳴く理由

猫がうるさく鳴く時も、かならず理由があります。 言葉を話すことができない猫のために、伝えたいことを理解するように努めましょう。
ストレス
猫がうるさく鳴く理由は、ストレスが考えられます。 猫のストレスの原因はさまざまですが、主に生活環境の変化や来客、雷などの大きな音が挙げられるでしょう。 特に猫は生活環境の変化に大きなストレスを感じるため、引っ越しなどで生活環境が大きく変わった時には、うるさく鳴いてストレスを発散しようとするはずです。
空腹
猫は、空腹の時にもうるさく鳴くことがあります。 食事の時間になっても食器が出されないと、「いつになったらご飯を食べさせてくれるの?」と、飼い主にアピールするでしょう。 また、常にキャットフードを置きっぱなしにしているのであれば、「もうご飯がないよ!」と飼い主に知らせようとします。 いつも朝晩の決まった時間にうるさく鳴く猫は、空腹が理由かもしれません。
縄張り意識
猫を多頭飼いしていたり窓から外の野良猫を見るのが好きだったりする猫がうるさく鳴くのは、縄張り意識が理由でしょう。 猫は縄張り意識が強い動物なので、大きな声で鳴いて自分の縄張りを主張します。 猫を多頭飼いしている場合は、1匹だけ縄張り意識が強いのであれば問題ありませんが、数匹の縄張り意識が強ければ、喧嘩に発展してしまうこともあるでしょう。
不安
猫がひとりでうるさく鳴いている時は、不安な気持ちのサインです。 特に甘えん坊の猫であれば、長時間の留守番で寂しくなって大きな声で鳴いてしまうこともあるでしょう。 飼い主としては猫のことを愛くるしく感じるかもしれませんが、猫にとっては不安で仕方がないですし、近隣住人への迷惑にもなるため対処したほうが良いです。
認知症
高齢の猫がうるさく鳴く時は、認知症の疑いがあります。 特に夜中にニャーニャーと夜泣きをするのは、認知症の症状のひとつといえるでしょう。 猫の認知症の症状としては、夜泣き以外にも同じ場所をぐるぐると歩き回ったり発情期よりも低い声で鳴き続けたりというものが挙げられます。
猫の鳴き声がうるさい時の対処方法

猫の鳴き声がうるさいと、近隣住人への迷惑にもなります。 最後に、猫の鳴き声がうるさい時の対処方法を解説します。
いっしょに遊ぶ
猫が生活環境の変化などでストレスを感じている時は、猫といっしょに思い切り遊んであげると良いでしょう。 猫といっしょに遊ぶことで、猫は気分転換ができるはずです。 また、猫は飼い主とのコミュニケーション不足や運動不足でもストレスを感じるため、猫じゃらしなどでいっしょに遊ぶことでストレス以外の欲求も解消することができるでしょう。
寝る前に少し食事をさせる
猫が早朝に空腹でしつこく鳴くようであれば、寝る前に少しだけ食事をさせるのも良いでしょう。 寝る前に食事をさせることで、朝になっても空腹にはなりづらいです。 しかし、猫の肥満が気になるようであれば、夕食の量を調整して寝る前に食事をさせなければなりません。 ちなみに、人間は寝る前に食事をすると虫歯が気になりますが、猫の歯が尖っており食べカスが歯につきにくい構造をしているため、寝る前の食事で虫歯を気にする必要はないでしょう。
放っておく
猫が寂しがるのは、日頃から飼い主が必要以上に構っていることが原因かもしれません。 そのため、猫と距離を置くのもひとつの対処方法でしょう。 もちろん飼い主に放っておかれることでストレスとなる可能性もありますが、猫はもともと単独行動をする動物なので、ストレスになることは少ないはずです。
叱らない
猫がうるさく鳴いていても、決して叱ってはいけません。 猫がうるさく鳴くのは理由があるため、叱ったとしても解決することはないでしょう。 かえって猫との信頼関係にヒビを入れる行為になりかねないことから、猫がうるさく鳴いていても叱らずに、原因を突き止めたほうが良いです。
猫がうるさく鳴くのは理由がある

猫はもともと、あまり鳴かない動物です。 そのため、大きな声で鳴くということはかならずなんらかの理由があるのでしょう。 猫がうるさく鳴く理由は、ストレスや空腹などさまざまです。 飼い主として、猫がうるさく鳴く理由と突き止めてしっかりと対処を行うことで、猫のうるさい鳴き声は解決するでしょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。
