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犬のごめんなさいのサインとは?仕草や対処方法を解説

犬のごめんなさいのサインとは?仕草や対処方法を解説

犬がイタズラをして叱ると、まるで「ごめんなさい……」と反省しているようなサインをみせることがあります。 飼い主からみれば犬が反省しているように見えるかもしれませんが、はたして本当に反省しているのでしょうか? この記事では、犬が反省している時のサインや対処方法を解説します。
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犬が反省している時のサインとは?

出典:https://www.shutterstock.com/

まずは本題である、犬が反省している時のサインをご紹介します。 犬を叱った後にこれらの仕草がみられたら、犬は反省していると考えて良いでしょう。

あくびをする

犬は、反省するとあくびをすることがあります。 あくびをすると聞くと緊張感がなく、「本当に反省しているの?」と疑ってしまうかもしれませんが、実は犬が反省している時にもっとも多くみせるサインなのです。 犬があくびをするのはいくつかの理由がありますが、あくびをすることで緊張している気持ちを緩和させようとしていることが挙げられます。 また、飼い主に対して「もっと落ち着いてほしい」という気持ちを表しているサインでもあります。

お腹を見せる

犬が飼い主に対してお腹を見せるのは、「あなたには歯向かいません」というサインです。 もちろん「あなたのことが大好き」という気持ちも込められていますが、急所であるお腹を見せることで、飼い主に対して反省の気持ちを表しているのでしょう。 これは、人間でいうところの両手を挙げて降参しているのと同様です。

目をそらす

犬が目をそらす時は、「ごめんなさい」のサインです。 これは、飼い主の目を見ることができない後ろめたさを表しています。 特に、悪いとわかっていて行ったイタズラをした後などにみられるでしょう。

甘えてくる

犬は、反省している時に飼い主に甘えてきます。 これは、飼い主に叱られたことで「もしかして嫌われたのでは…?」と不安な気持ちの表れだと考えられます。 人間の子どもも親に叱られた後に甘えてくることがありますが、犬も同様の理由なのかもしれません。

犬が「ごめんなさい」のサインをみせた時の対処方法

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次に、犬が「ごめんなさい」という時の対処方法を解説します。 正しい対処をすることで、愛犬との信頼関係が築けるでしょう。

威圧しない

犬が反省している時は、それ以上威圧をしないようにしましょう。 犬は、飼い主に叱られることを何より嫌がります。 なぜなら、犬にとって飼い主は何にも代えがたいものだからです。 叱ることは犬を反省させる面で必要ですが、威圧は必要ありません。 犬を過度に威圧してしまうと犬は飼い主のことを怖がってしまい、信頼関係に溝ができてしまう可能性があるでしょう。

犬から甘えてきたら構ってあげる

犬を叱った後に、犬が申し訳なさそうに甘えてきた時には、しっかりと構ってあげましょう。 犬がひどいイタズラをして飼い主が怒っていたとしても、残念ながら犬はそこまで叱られたことに対して引きずることはありません。 そのため、飼い主も叱ったことを忘れて犬と遊んであげることをおすすめします。

日頃から信頼関係を築く

犬との信頼関係が築けていなければ、犬を叱っても効果はありません。 大切なのは「信頼する飼い主から叱られてしまった」と、犬が感じることです。 信頼している飼い主から叱られなければ犬は反省もしないため、日頃から犬との信頼関係を築いていきましょう。 犬との信頼関係を築くには、毎日の散歩などのコミュニケーションが必要です。 犬にとって飼い主がなくてはならない存在になるために、散歩や食事、トイレ掃除などを一生懸命行いましょう。

犬に反省させる正しい叱り方

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最後に、犬に反省させる正しい叱り方をご説明します。 犬は察しが良い動物なので、叱り方に気を付けることできちんと反省してくれるはずです。

犬は反省しない?

実は、犬は反省しない動物だといわれています。 先述したような犬がみせる反省した態度は、すべて反省しているわけではなく、恐怖を感じているサインだと考えられています。 しかし、犬は飼い主に叱られたことは理解することが可能です。 犬は人間のように「あの時こうしたら良かったかな……」などと反省することはありませんが、「飼い主に叱られたから、これはやっちゃいけなかったんだ」と理解することはできるでしょう。

現行犯で叱る

犬を叱る時は、必ず現行犯でなければなりません。 よく「帰宅した時に犬がイタズラをしていたら、犬をイタズラした場所まで連れて行って叱ることが効果的」というものを目にしますが、これは効果が期待できません。 犬からすれば、覚えのない散らかったところに連れて行かれて、ワケもわからず叱られているという感覚でしょう。 過去の出来事に対して犬を叱ると、単に犬との信頼関係に溝ができるだけです。 しかし、現行犯でイタズラをしている犬を「こら!」と叱ることで、犬は「いましていたことはダメなことなんだ」と理解するでしょう。

長々と説教をしない

犬に対して、人間に伝えるように長々と説教をしても意味がありません。 犬は「こら!」や「ノー!」などの単語は理解できますが、説教をされても飼い主が何を言っているのか理解できないでしょう。 そのため、犬を叱る時は短い単語で叱る必要があります。 また、怒っていることを示すために、なるべく低く大きな声で叱るようにしましょう。

犬に合わせて叱る

サモエドなどの楽観的な性格の犬種は、飼い主に叱られることに慣れていません。 逆に、ドーベルマンやシェパードに優しく叱っても、意味がないでしょう。 大切なのは、犬の性格や犬種の持つ傾向に合わせた叱り方をすることです。 サモエドなどの遊び好きでマイペースな犬に対しては、大きな声で叱るよりも無視をしたほうが効果的でしょう。 また、神経質で臆病な犬は、なるべく小さな声で叱ってあげます。 犬に合わせた叱り方をすることで、犬も飼い主に対して恐怖心を持つことはなくなるはずです。

犬が反省するような叱り方をしよう

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犬は、叱った時にあくびをしたりお腹をみせてきたりして、反省のサインを示します。 実は、これらの行動は反省しているのではなく、恐怖により飼い主に対して服従している姿をみせようとしているのだと考えられます。 しかし、犬は反省できないわけではなく飼い主に叱られたことで「これはやってはいけないことなんだな」と学習することが可能です。 日頃から犬との信頼関係を築き、犬を叱った時に学習してもらえるようにすることで、犬と飼い主が快適に過ごすことができるでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。