犬の歯並びについて

まずは、犬の歯並びについて解説します。 犬ならではの歯並びについて、飼い主として知っておきましょう。
犬は臼歯が微妙にずれている
人間の臼歯は、食べ物を細かくすり潰すことができるように、文字通り臼(うす)のような形をしています。 また、上下の臼歯はしっかりと均一に噛みあうため、人間は硬いものを食べる時などは臼歯を利用して細かくすり潰します。 ですが、犬の臼歯は人間と少し異なる点が特徴といえるでしょう。 犬の臼歯は、上下が微妙にずれています。 なぜなら、犬はもともと肉食動物だったからです。 現代でこそ犬は雑食動物に分類されますが、野生で暮らしていた頃は肉食として生きてきました。 肉食動物の歯は人間のように食べ物をすり潰すのではなく、肉を嚙み切りやすい形をしています。 臼歯が微妙にずれていることで、肉を切り裂きやすくなるのでしょう。
犬の歯の本数は上下合わせて42本
犬の歯の本数は、上20本、下22本の合計42本です。 ちなみに、子犬は乳歯が生えてきますが、乳歯は上14本、下14本の合計28本で形成されます。 だいたい生後2ヶ月頃に乳歯は生え揃いますが、生後半年頃を目安に乳歯から永久歯に生え変わります。 この歯の生え変わりの時期は、特に口内がむずがゆく感じるため、家具や家電などで歯のむずがゆさを解消しようとする犬もみられるでしょう。 子犬の歯の生え変わりの時期には、家具や家電を破壊されないように硬めのおもちゃを与えることをおすすめします。
犬の歯の種類
犬の歯の種類は、4つに分けられます。 前歯には門歯として上下に6本ずつ生えており、門歯に隣接する形で犬歯という尖った歯が上下2本ずつ生えています。 犬歯は犬にとってとても大切で、獲物を捕らえる際にしっかりと咥えて離さないような役目があるのです。 そして、犬歯の隣には食べ物を切り裂く前臼歯が上下8本ずつ、前臼歯の奥には食べ物をすり潰すための後臼歯が上4本、下6本生えています。
犬の歯並びが悪い時に考えられる悪影響

犬によっては、歯並びが悪いこともあるでしょう。 犬の歯並びが悪いと、どのような悪影響が考えられるのでしょうか?
犬の歯並びが悪い原因とは?
まずは、犬の歯並びが悪い原因をご説明します。 犬の歯並びが悪い原因はたくさんあり、歯が余分に生えていたり、逆に歯の本数が足りなかったりすることが挙げられます。 また、乳歯から永久歯に生え変わるタイミングで、歯がグラついている時に歯並びが悪くなってしまうこともあるでしょう。 ちなみに、顔面を強く打ったなどで歯や顎がずれてしまい、結果的に歯並びが悪くなってしまうこともあります。
咀嚼がしにくい
犬の歯並びが悪いと、うまく咀嚼ができない可能性があります。 ドッグフードをスムーズに食べられなくなることから、食事の時間が楽しみなものではなくなってしまうかもしれません。 また、歯並びが悪いことで食べカスが歯に詰まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因にもなるでしょう。 虫歯や歯周病は、犬の食欲不振はもちろん、場合によっては命にかかわる危険性もあります。
口内を傷つける可能性がある
犬の歯並びが悪いと、思わぬ形で口内を傷つけてしまう可能性があります。 不正な歯が歯肉などを傷つけることで、細菌感染などのリスクも高くなります。 また、口内の痛みから食事をしなくなることもあるでしょう。
犬の歯並びが悪い時は動物病院へ連れて行く
犬の歯並びが悪い時は、動物病院へ連れて行くことをおすすめします。 獣医師に診せることで適切な治療をしてもらえるでしょうし、歯並びが悪い犬が生活する上での注意点も聞くことができるでしょう。 犬にとって歯はとても大切なので、なるべく早めの受診をすることが重要といえます。
犬の歯の健康のためにおすすめのグッズ4選

最後に、犬の歯の健康のためにおすすめのグッズをご紹介します。 これらのデンタルケアグッズを使用して、歯並びが悪い犬でも虫歯や歯周病のリスクを減らすことが期待できるでしょう。
PETKISS ワンちゃんの歯みがきおもちゃ

犬が楽しんでデンタルケアができる、おもちゃです。 犬の顎に優しいゴム素材のおもちゃで、表面にあるたくさんの小さな突起が犬の歯の汚れをしっかりと落としてくれます。 また、おもちゃの中に犬のおやつを入れることもできるため、おもちゃに興味がない犬でも使用できるでしょう。

ペティオ かんでるボーンデンタル

深いスリットと凹凸がついた、犬用おもちゃです。 硬い素材と柔らかい素材の2つの噛み心地で、犬が飽きずに遊んでくれるでしょう。 また、表面のペーストポケットにデンタルケア用の歯磨きジェルなどを塗りこむことで、さらなる効果が期待できます。

DHC ワンちゃんごきげん デンタルブラシ

犬用に作られた歯ブラシです。 歯周ポケットに届く超極細毛と、歯の表面をとらえるフラット毛の2種類のブラシで、犬の歯にこびりついた歯垢を落としてくれるでしょう。 また、ブラシ部分はナチュラルセラミックスと特殊アパタイトを配合しているため、水だけで使用できるのも嬉しいポイントです。

ドギーマン 無添加良品 噛みごたえ牛すじスティック

噛めば噛むほど旨味があふれる、噛み応え十分の犬用おやつです。 牛すじ肉を牛皮に練りこんであり、噛むことでデンタルケアが期待できるでしょう。 犬がおもちゃや歯ブラシを嫌がる場合は、このような硬い犬用おやつがおすすめです。

犬の歯並びが悪い時は早めに対処しよう

犬はもともと肉食動物のため、うまく肉を切り裂くことができるような歯並びをしています。 うまく肉を切り裂くことができなければ咀嚼もしにくくなることから、犬にとって歯並びはとても大切だといえるでしょう。 犬の歯並びが悪い原因はさまざまですが、放置していると口内を傷つけてしまう可能性もあるため、早めに対処しなければなりません。 もしも犬の歯並びが悪いと感じた場合は、一度獣医師に診てもらい、正しい治療をしてもらうことをおすすめします。
Rakuten24(参照日:2023-07-20)
https://item.rakuten.co.jp/rakuten24/4903351007512/
https://item.rakuten.co.jp/rakuten24/4903588262166/
https://item.rakuten.co.jp/rakuten24/4976555824100/
DHC(参照日:2023-07-20)
https://item.rakuten.co.jp/dhcshop/8000004098/
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。
